湯引きと湯通し、どちらも料理をするときの作業についての言葉です。

いずれも皆さんの聞いたことのある言葉だとは思いますが、その違いは分かりますか?

今回は、湯引きと湯通しの違いについて紹介いたします。

湯引き 湯通し 違い

湯引きと湯通しの違いは?

湯引きと湯通し、よく似ていて間違いやすい言葉ですが、こんな違いがあります。

湯引きとは

湯引きとは、お湯で軽く、さっと食材をゆでることです。

湯引きをすることで、食材の表面だけに熱を通すことができます。

湯通しとほとんど同じ意味合いの場合もあります。

湯引きの目的は軽く食材に火を通すことで、食べ物の臭みをなくすことです。

鶏の場合は、羽根を抜きやすくするために熱湯に通すこともあります。

お刺身を作るときには、湯通しの後に冷水につけることもあります。

煮魚を作るときにも、魚の生臭さを消すために行うことがあります。

湯引きだけではなかなか魚の生臭さは取れないため、湯引きの前に10分ほど、塩につけておくと良いそうです。

湯通しとは

湯通しとは、食材をお湯につけることで、油分やあくや、くさみを取るための下準備のことです。

魚などの塩分を流して、塩辛さをなくすために行う場合もあります。

先にお湯を沸かし、そのお湯に食材をさっと通すことで熱を加えたり、または、ざるなどの上に食材を置き、上からお湯をかけるなどの方法があります。

表面だけさっとお湯につけ、すぐに取り出すことが特徴です。

お肉やお魚については、霜降りにするという言葉を用いる場合もあります。

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湯引きと湯通しの違いは?

湯引きと湯通しはとても似ていますが、湯引きはお湯でさっと煮ること、湯通しはお湯にさっとくぐらせることをいいます。

これにより、湯引きは主に表面に熱を通し、湯通しは中までしっかり熱を通すこととなります。

まとめ

いかがでしたか?

湯引きも湯通しもとてもよく似た作業工程ですが、いずれもおいしい料理を作る際には欠かせないものですね。

肉や魚の生臭さを消すため、子どもの食べ物の好き嫌いをなくすためにも大切な作業です。

それぞれの食材やメニューに合った方法で料理をしましょう。

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