「ググる」という行為。
そう、ネットを使って分からないことや興味のあることを調べることですね。
何気ない自然な振る舞いですが、前までは分からないことを調べるには図書館を訪ねる、知っている人に聞くことが普通でした。
時代の流れというか、よりスピーディーに便利になったものです。
調べると似た言葉に調査するがあります。
探偵や刑事ドラマを連想しますが、私たちの暮らしに中にも意識調査や、選挙のときの出口調査などがありますね。
「調べる」と「調査する」、この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、調べると調査するの違いについて見ていきましょう。
言い方は規模で使い分ける
「電話帳で調べる」や「故障の原因を調べる」など、どちらかというと身近で小規模な対象のときに調べるが使われるイメージがあります。
ところが実際には、「古代遺跡を調べる」のように、スケールの大きい大規模な対象の場合にも用いられます。
つまり、「調べる」は不明な事柄を明確にする行為で、対象の規模が大小関係なく広い範囲で使うことができます。
調査するは、不明な事柄を明確にする点は調べると同じですが、実態や動向などを多くの対象にあたって答えを出すため、「国勢調査」や「地質調査」など大規模な場合に用いられます。
次にそれぞれの使い方を紹介します。
調べる
幅広い対象に使うことのできる「調べる」には次の表現があります。
「生態を調べる」や「故障がないか調べる」などのほか、「番号を」や「重要参考人として」調べるというのもありますね。
調査する
規模が大きい場合に使われる調査するには、先程の「国勢調査」や「地質調査」のほかにも次のものが挙げられます。
鯨の生態や資源量を明確にする「捕鯨調査」や街角景気とも呼ばれ11の地域で内閣府がおこなう「景気ウォッチャー調査」あります。
このほかにも、事故の原因究明や再発防止のための「事故調査」があります。
まとめ
今回は、調べると調査するの違いについて見てきました。
二つとも不明な事柄を明確にする点は同じですが、違いは「調べる」は明確にする規模の大小に関係なく用いられます。
これに対して「調査する」は明確にする対象が大規模な場合に使われます。
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