パッと見ただけだと同じ漢字に見えるこの二つの言葉ですが、あなたは違いを明確に答えることは出来ますか?
なんとなく同じような意味じゃないの?と思っている人も多くいますが、実際はしっかりと違いがあるのです!
知らないで使うと恥ずかしい思いをしてしまう可能性がありますよ。
ということで、今回は“許可”と“認可”の違いや使い分けについてまとめました!
許可と認可の意味
まずは辞書で許可と認可の意味を調べてみました!
- 許可とは、許すこと、許し、という意味があります。
- 認可には、願い出たことを役所などが良いと認めて許すこと、という意味があります。
許可と認可の違いや使い分け
辞書の意味だけ見るとどちらも同じじゃないか!と思えてしまいますね。
ここからはもう少し掘り下げて見ていきましょう。
許可は普段禁止されていることを『特別に』許してもらうことです。
たとえば、車の運転は誰でもが出来てしまうと事故がいろんなところで起きてしまいますよね。
それを防ぐために法律で車の運転は禁止されています。
しかし、教習所などに通って『許可』が下りた人だけ免許をもらうことができて、運転を認められるのです。
認可は決まった手続きをしてある程度の範囲内であれば実行することができるものをいいます。
たとえば、水道、電気などの公共料金や公共交通機関の運賃の変更、保育園の設立は認可制なので、手続きを踏めば値上げをすることが可能なのです。
許可を得ていない場合は法律に触れるなど『禁止』されていることなので、罰を与えられます。
免許がないのに運転すると無免許運転で捕まってしまいますよね。
認可は、無断で行っても罰は与えられませんが効力もありません。
なので、たとえば勝手に公共料金を値上げしてもなかったものとされるのです。
まとめ
今回は“許可”と“認可”の違いについてまとめました!
許可は禁止されていることを特別に許してもらうこと、認可は役所等に願い出て認めてもらうこと、という違いがあることが分かりました。
また、許可を取らないと罰が与えられますが、認可は罰が与えられない代わりに無効になる、という違いがあります。
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