日本語はとっても難しいもので、同じ《まわす》でも二つの言い方があります。
あなたはペットボトルのフタをどうやって開けますか?
ひねりますか?
ねじりますか?
この使い分けは意外と知らない人が多いものなんです。
ということで、今回は“ひねる”と“ねじる”はどういう違いがあるのかについてまとめました。
ひねるとねじるの特徴
ひねるとは、スイッチなど固定されている物を指先などで回すことをいいます。
また、腰などの体の一部分を回して向きを変えることも『腰をひねる』、簡単に負かすことも『いっちょうひねってやろう』、色々考え工夫をすることを『ひねった問題』などとたくさんの使い方があります。
ねじるとは?
ねじるとは、ひねって曲げることをいいます。
主に両端を持って反対の方向に回したり、またネジになっているもの(水道)などを回すときにもねじるが使われます。
ひねるとねじるの違い
ひねるもねじるも同じように感じられますが、ひねるは一方向、ねじるのは逆方向、という違いがあります。
たとえば雑巾は端と端を持って逆方向に回して水を絞りますよね。
これは、ねじるです。
また、一度だけ回すのかたくさん回すのか、力を入れるのか入れないのか、という違いもあります。
片手で簡単に開くものはひねる、固くてなかなか開かなかったり両手を使うものはねじる、です。
最初にお話ししたペットボトルは、片方の手で押さえて(力を入れて)もう片方の手でふたを反対方向に回すので、“ねじる”が使われます。
同じ方向に回したら開かないですもんね!
ラジオ体操で腕を右、身体を左にまわす運動は体をねじっていることになります。
首を左右に曲げる運動が、首をひねっていることになります。
まとめ
今回は“ひねる”と“ねじる”の違いについてまとめました!
ひねるというのは一方向に回すこと、一度だけ回すこと、力を入れなくてもまわることをいいます。
何となく同じようなものに思えますが、実はちゃんと使い分けがあったんですね!
小話のネタにもなるので、参考にしていただけたら幸いです!
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