普段私たちが口にしている食事。
しかし、あなたは《食料》を食べているのか、《食糧》を食べているのかどちらなのか知っていますか?
同じ読み方なのに漢字が違う、なんとも日本語は難しいものですね。
ということで、今回は“食糧”と“食料”にはどのような違いがあるのかについてまとめました。
食糧と食料の意味
まずは、それぞれの意味を小学国語辞典で調べてみました!
- 食糧とは主食であるもののことをいいます。
- 食料とは食べ物や食材全般のことをいいます。
三日間分の食糧を確保する、食料品売り場というように使うことができます。
食糧と食料の違いや使い分け
食料が食べ物全般、また、その材料のことを示すのに対し、食糧の糧には『蓄える』、『携帯する』という意味があります。
確かに米などは長い間蓄えてその都度使ったり、おにぎりにして持ち歩いたりしますよね!
野菜などはあまり持ち歩くことはないと思います。
大きな食料のくくりの中に小さく食糧がある、と考えると良いでしょう。
では、『食糧』の主食とは何の事を指すか分かりますか?
世の中にはベジタリアンの人もいますが、基本的には日本人は米が主食ですよね。
他にも、麦やトウモロコシがあります。
麦とは小麦のことで、パンや麺類のことを表しています。
食糧は、一世紀頃の中国の歴史書『漢書』に記載されていました。
日本では天平四年(732年)5月の文書に残っています。
食料は、三世紀の終わり頃、中国の魏書に記載されています。
中国では《食料》の方がかなり遅いですね!
しかし日本では天平二年(730年)に大倭国正税帳に記載されていました。
漢字の歴史としては食糧の方が古いですが、日本に入ってきたのは食料の方が先だったんですね!
そのためなのかどうかは分かりませんが、今の日本で主にしょくりょうと言われて頭の中に浮かぶ漢字は“食料”ですよね。
まとめ
今回は“食糧”と“食料”の違いについてまとめました!
食料とは食べ物や食材全般のことをさし、その中の一くくりに食糧があることが分かりました。
参考にしていただけたら幸いです!
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