「羽化」と「孵化」…。

と訊かれてもパッと思いつきませんよね?

「羽化」って何?

「孵化」って卵が孵ることではないの?と私なら思います。

孵化なら「鳥が孵化した」などとよく聞きますが羽化はあまり聞きなれない言葉ですね。

では、羽化と孵化…。

一体何が違うのでしょうか。

羽化 孵化 違い

羽化と孵化の大きな違い

羽化は主に昆虫に使われる言葉です。

孵化は昆虫にももちろん使いますが、鳥類や両性爬虫類などが卵から孵るときにも使います。

羽化は昆虫が好きな方なら意味を知っているかもしれませんが、一般の人なら孵化と何が違うのか分かりませんね。

私も、動物の勉強をしていましたが昆虫はノータッチだったので「羽化」の意味をはっきりとは知りませんでした。

羽化は昆虫が成虫になること

羽化は昆虫が蛹から成虫になることを指します。

羽が生えて成虫になる昆虫を示します。

また、中国の神仙思想の中で、人間に羽が生えて空を飛ぶ仙人になることを「羽化仙人」と呼ぶようです。

飛ぶということが孵化とは大きく違うところでしょう。

例えば「クワガタが羽化した」「蝶が羽化する」「カブトムシが羽化する」など蛹から羽が生えて飛べるようになる昆虫に使われます。

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孵化は卵から孵ること

鳥や爬虫類、両生類、魚類などが卵から孵るときに「孵化」と使いますね。

また、人工的に卵をかえす時にも孵化を使います。

もちろん昆虫が卵から孵るときもこちらの「孵化」を使います。

ほとんどの生物に使えるのがこちらの孵化だと思ってください。

例えば「鳥が卵から孵化する」「メダカが孵化する」「オタマジャクシが孵化する」「ペンギンの卵を人工的に孵化させた」などと使います。

まとめ

「羽化」と「孵化」の大きな違いは主に羽のある昆虫のみに使う言葉か、卵から孵る生物のほとんどに使える言葉かどうかです。

羽化は主に昆虫、それも蛹から成虫になるときに羽を新たに持つ昆虫に使われる言葉です。

クワガタやカブトムシ、セミ、蝶などの昆虫に使えます。

孵化は卵から孵るまたは人工的に孵す時に使う言葉です。

幅広い生物に使える言葉はこちらの「孵化」ですね!

使い分けは、どちらも昆虫に使えるので少しややこしいところもありますが、羽化は蛹から羽を持った成虫になること、孵化は卵から幼虫が孵ることだと分けていたらいいと思います。

私なりの解釈の仕方ですが、皆さんそれぞれ自分の分かりやすい分け方を見つけてみてください!

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