夜になったら、人は「寝る」もの・・・「眠る」もの・・・どっちを使いますか。

「もう、そろそろ寝なさい」は、母の言葉ですが、「もう、そろそろ眠りなさい」とは、言われたことはない様な気がします。

もし、「眠りなさい」と言われたら、慣れないこともありますが、違うことを言われた気にもなります。

同じ様な意味のはずですが、この違和感は何でしょう。

「寝」のつく言葉には、「昼寝」、「寝室」、「寝言」など、「眠」のつく言葉には、「安眠」、「永眠」、「冬眠」などがあります。

どちらも聞き覚えのある言葉ですが、「時間の長さ」が違う様に思います。

本当は、どこが違うのでしょう。

調べてみたいと思います。

寝る 眠る

「寝る」について

・「寝る」の辞書の意味

「眠る」と同じ意味

例:「眠りにつく」や「睡眠をとる」など

-a睡眠をとるために、寝床に入ること

例:「寝る前に歯を磨く」や、「もう寝る時間」など

-B休養をとるために、寝床に入ること

例:「病気で寝ている」や、「昼寝をする」など

-a人が横たわること

例:寝ながら本を読むなど

-Bものなどが横たわること

例:台風で草木が寝るなど

資金が使われたり、商品が陳列されたりしていないこと

例:「寝ている資金を回す」や「寝ている商品を売る」など

みそやしょう油など、熟成させるために仕込むこと

例:「みそやしょう油などを寝かせる」など

異性と共寝すること

「眠る」について

・「眠る」の辞書の意味

頭の思考と体の動きが止まり、目は閉じていて、意識がない様子

例:「よく眠っているね」や「こんなに揺れても眠っていられるなんて・・・」など

この世にいない様子
例:「先祖が眠る故郷」など

資源などが埋没している様子

例:「地底に眠る石油」など

全てが動きを止めて、静かな様子

目を閉じたり、つむったりしている様子

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まとめ

「寝る」と「眠る」の違いを調べて分かったことは、「寝る」の方は、「動き」についての意味があり、「眠る」は、「様子」についての意味がありました。

「これから寝る」というのは、起きている状態から体を横にする動きに移行していくという「動き」を表わしています。

また、「よく寝ているね。」という言い方は、すでに今の「様子」を表わすので、「よく眠っているね」が正しい言い方の様です。

実際は、どちらでも通じる2つの言葉ですが、はっきりした違いがあるということを覚えておきましょう。

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