日本語には敬語があり、その中にも尊敬語・謙譲語など一つの言葉が場面が変わることで違う言い方になります。

言い方が違っても同じ意味の言葉もあるということですね。

同じような意味でもはっきりとした違いが出てこない言葉の違いを挙げていこうと思います。

伺う 尋ねる 違い

伺うとは?

伺うは、聞く・尋ねる・訪問するの謙譲語です。

目上の相手の様子を見ながらという動作を意味していて、相手を敬う時に用いる言葉です。

使い方としては、自分より目上の人や仕事では取引先などに使います。

丁寧になるからと言って目上の人相手ならいつでも使ってよいというわけではありません。

謙譲語とは言う相手ではなく誰に関連付けるかが重要です。

自分の行動を相手に伝える時を例としてあげます。

目上の人のところに行くときに「~様のところに伺います。」は正しい使い方です。

訪問先に敬意を表す場合は伺うを使いましょう。

家族のところに行く時に、「母のところに伺います。」という使い方は間違いです。

伝える相手が目上の人であっても訪問先は家族のところなので、この場合は参りますと言い換えた方がいいでしょう。

伝える相手が誰かということだけを考えた言葉では間違った使い方になることもあるということですね。

また、最近の敬語には二重敬語というものがあります。

伺うを例に挙げると、「お伺いします」と聞くことも少なくないと思います。

謙譲語である「伺う」に丁寧語の「お」を付けているので二重敬語となります。

ですがニュースなどでも使われていることから、許される二重敬語として使われています。

丁寧にしようと思って使う言葉が間違った言葉遣いになることもあるので注意しましょう。

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尋ねるとは?

人にわからないことを聞くという動作を意味する言葉です。

先にも書いたように、尋ねるの謙譲語が伺うになります。

尋ねるは敬語ではないので、目上の人や敬うべき人に関連付けて使うことはないでしょう。

まとめ

分からないことを誰かに聞く動作を尋ねると言います。

尋ねるの謙譲語が伺うとなります。

謙譲語を使う時は目上の人に対してですが、相手が目上であれば使っていいというわけではありません。

相手に関連付けられていれば使えますが、同僚や家族などの敬語を使うべきでない人に関連付けた文章では「参る」などに言い換えて相手に伝えると良いでしょう。

使い方次第で二重敬語になることもあるので、敬語を使う場合は注意しましょう。

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