どちらもあまり体の内臓の好ましくない状況を表す時に使われることが多いです。
しかしながら、胃と胸の身体の部位以外にも他に何か大きな特徴があるようです。
そこで今回は、この2つの違いについて調べてみることにしました。
「胃もたれ」と「胸やけ」ってどう違うの?
日常生活に目を向けて考えてみると、どちらも内臓の健康不良を指して使う場面が多く見られます。
では、私たちはどんなふうにこれらの言葉を使い分けているのでしょうか。
「胃もたれ」って何?
胃もたれは、胃が重く感じたり、むかむかしたり、など胃に関する不快な症状を総称して言います。
胃の運動機能の低下、胃酸が分泌されず、消化不良を起こしているおそれがあります。
こういった状態に陥るのは、暴飲暴食、刺激物の摂取や飲み過ぎた場合です。
だんだん繰り返しているうちに、過剰に働いた胃に負担がかかり、胃酸が出にくくなってしまうのです。
その他に、ストレスによる自律神経の不調やピロリ菌からの感染なども原因として考えられます。
胃の消化能力が低下してしまい、胃の周辺に身体症状が現れます。
「胸やけ」とは?
胸焼けは、胸の中心が焼けるように感じたり、締めつけられるように痛みを感じたりします。
これは、胃で消化されているものが食道に逆流してしまうことで生じます。
胃酸の過剰分泌、腹部が押さえつけられたことで、逆流を防止している筋肉が緩んだ際に見られます。
考えられる原因は、暴飲暴食、刺激物やお酒、カフェインなどの摂り過ぎを挙げることができます。
しかし、胃もたれとは異なり、胸やけの場合は、胃酸が通常よりも多量に分泌されてしまいます。
胃の中のバランスが崩れてしまい、均衡を保つために内容物を吐き出させることで安定を図ろうとします。
まとめ
「胃もたれ」は、胃を酷使し続けた結果、消化不良を起こしている場合を指して言います。
「胸やけ」は、胃酸の過剰分泌などにより胃の内容物が食道に逆流してしまうことを指して言います。
2つとも原因に共通点はありますが、身体症状に異なりが見られることが分かりました。
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