「目は口ほどに物を言う」や「鬼の目にも涙」などに使われていのは「目」ですね。

しかし、「眼」という漢字は使われません。

反対に、「眼光鋭く」や「審美眼」では眼が用いられ目は使われておりません。

この違いはどういうことでしょうか。

ここでは「目」と「眼」の違いについてご紹介します。

目 眼 違い

目は幅広く 眼は限定的に

一般的に目の使われ方は幅広くさまざまな情報を伝えたり、たとえや比喩に用いられたりします。

普段の生活の中では、「痛い目」や「ひいき目」、「台風の目」などは良く耳にしますね。

また、先程の「目は口程に物を言う」や「鬼の目にも涙」は良く用いられる比喩的な表現です。

これに対し眼の使われ方は、限定的なせまい範囲で用いられることが多いです。

日常の中の使われ方として「眼光」などがありますが、多くは「眼球」や「眼圧」など器官や構造の意味を表すときに使われます。

それぞれについて、さらに見ていきましょう。

広い意味を持ちそれぞれのシーンに対応できるため、多くの「熟語」や「ことわざ」の中にも登場します。

「一目ぼれ」や「一目瞭然」、「見る目嗅ぐ鼻」などの熟語や「聞けば気の毒見れば目の毒」、「目の中へ入れても痛くない」などのことわざが挙げられます。

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使われ方としては、「め」と発音するよりも「がん」と発音されることが多く、「眼球」や「眼帯」、「眼圧」などがあります。

医学的器官や構造、視覚機能を表す場面に使われる頻度が高いです。

たしかに「目薬」や「眼鏡」の場合は、「め」読みますが、これも機能や器官を表す意味で用いられています。

プロの「め」はどちらか

その道のプロ、専門家を示すときにはどちらの「め」を用いるのが適切でしょうか。

どちらを使っても間違いではありませんが、一般的には「眼」が使われます。

これは、洞察力の深さや鋭さを表す場合や、科学的な事象については「眼」が多く用いられるためです。

まとめ

ここまで、「目」と「眼」の違いについて紹介してきました。

一つは幅広い多くの意味を伝えることができる「目」、もう一つは機能や器官を表すことに用いられる「眼」についてお伝えしました。

同じ「め」ですが、その違いを知ることで正しい使い分けができます。

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