みんなでご飯を食べに行ったとき、まとめてお金を払うとします。

『せいさんは後日で!』となった場合、精算、清算、どちらの漢字を使いますか?

話し言葉では簡単に言える《せいさん》、ですが、文字にしようとするとどっちを使ったらいいのか分からなくなる日本語のうちの一つです。

ということで、今回は“精算”と“清算”にはどのような違いがあるのか、どう使い分けるのかについてまとめました!

精算 清算 違い

精算と清算の意味

まずは辞書でそれぞれの意味を知らべてみました!

精算には損得、貸し借りなどを細かく計算して結果を出す、という意味があります。

そして清算には、貸し借りを計算して決まりをつけること、また、今までの関係や付き合い、繋がりをなくすこと、という意味がありました。

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精算と清算の違いと使い分け

細かく計算して結果を出す、つまり、誰かが先に立て替えたものを計算して人数で割ったものは“精算”といううことになります。

主に精算は金銭的に使うことが多いです。

それに対して清算は、けじめをつける時に使うことが多いです。

借金は金銭的なものですがけじめをつけるという意味で“清算”が使われます。

きれいな状態、白紙に戻す、ということですね!

たとえば、恋人と別れてからもダラダラと関係が続いていたものをきっぱり、はっきりとさせた場合は、『過去の恋愛を清算する』と使います。

背負ってきた借金をすべて返済し終わった時も、『借金を清算した』と使うことができます。

ということは、最初にお話しした『せいさんは後日で!』はどちらになるかもう分かりましたよね?

これは、金銭的なものなので『精算は後日』になるのです。

“精算”はしてもこの先も続いていきますが、“清算”は一度するともうそこで縁が切れて終わりという違いがあります。

これからも続いていくのであれば“精算”を使いましょう。

細かく漢字を気にする人に“清算”を使ってしまうと嫌な印象を与えてしまいますので気をつけましょうね!

まとめ

今回は“精算”と“清算”の違いについてまとめました!

精算は主に金銭の結果を出す時に使い、この先も関係が続いていきます。

清算はけじめをつける時に使い、一度清算するとそこで縁が切れることをいいます。

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