スケートや体操などのテレビ中継で、耳にする言葉に「着地の瞬間にバランスをくずしました」がありますね。

飛行機が舞台となる映画や再現ドラマのなかでは、「着陸態勢に入れ」という台詞があります。

「ある場所から着いている」という点では同じですが、どのような違いがあるのでしょうか。

また似た意味を持つ言葉に「到着」があります。

ここでは、着地と着陸、到着の違いについてご紹介します。

着地 着陸 到着 違い

同じ着くの違う表現

空中から地面に降りることを着地といいます。

また、スポーツ競技のなかで雪面・床面に降りることも着地と表現します。

着陸は、降下し地上に降りることを指し、飛行機など航空機を対象に使われるのが一般的です。

目的地に行きつくことを到着といいます。

「2時間かかって、やっと到着した」など実際の行動そのものを表すこともあれば、「到着はいつ頃?」などの使い方もあります。

それぞれについて見ていきましょう。

着地

先程、空中から地面に降りることを着地といいました。

では、航空機などに用いる着陸と同じではという疑問がでてくると思います。

たしかに、「悪天候の中、見事に滑走路へ着地した」という表現も間違いではありません。

しかしながら、「ジャンプで着地した」やスケート競技の「着地も完璧でしたね」のように、物理的に地面に降りるニュアンスが強いです。

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着陸

飛行機やヘリコプターなどの航空機が、降下し地上に降りることです。

空中から降りることでは着地と同じですが、物理的に降りるニュアンスとは異なります。

「定刻に着陸する」のように、ある場所から目的地へ航空機が降下する、到着したことを表しています。

到着

目的地に行きつくこと、または行きついたことを表しています。

目的地までの一連の流れを伝えているため、「着陸」もここに含むとして良いでしょう。

「キャンプ地へ到着した」や「夕暮れまでに村へ到着できた」などリアルな行程を示す場合と、「到着値段」のように物事の一連の流れを示す場合にも使われます。

まとめ

ここまで、着地と着陸、到着の違いについて紹介してきました。

ニュアンスが重なり合う面もありますが、それぞれに違いがありましたね。

着地は空中から地面に降りることですが、ジャンプなどのように物理的ニュアンスが強く、着陸は航空機が目的地へ降下することです。

到着は目的地に行きつくこと、または行きついた一連の流れを表しています。

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