最近ではDIYがブームとなって家でセメントなどを使う人も増えていると思います。

慣れた人にはこの違い簡単かもしれませんが、知らないとどちらも同じもののように思えます。

今回はセメントとコンクリートの違いについて調べてみようと思います。

セメント コンクリート 違い

セメントとコンクリートの違いについて

セメントは石灰石や粘土、けい石、酸化鉄などの原料を乾燥させ、調合して燃焼させた砂状のものをいいます。

セメントは水と混ざることで化学反応を起こし硬化する性質を持っています。

建築資材である砂などを結合させたり、固めたりするための接着剤として使われる材料でセメント単体では使われることはあまりありません。

またコンクリートはこのセメントを材料にして、砂と砂利と水と一緒に混ぜ合わせて硬化させたものをいいます。

つまり、セメントはコンクリートの材料のひとつだということです。

コンクリートと似た建築資材にモルタルがありますが、これはセメントと砂と水を混ぜ合わせ硬化させたものです。

コンクリートはモルタルに比べて強度が高いので土木や建築の現場で幅広く使われる建築資材です。

モルタルはレンガやブロックの目地に使われるなどコンクリートの表面をきれいに仕上げるために使われることが多い建築資材です。

コンクリートの作り方

コンクリートを作るための材料は、セメントと砂、砂利、水です。

これらの材料を適当に混ぜ合わせてもコンクリートはできません。

セメントや砂の袋にはコンクリートの作り方が書いてあるものがありますが、そこには『セメント 25kg+砂 15kg×5袋+砂利 15kg×5袋+水適量』などと書かれています。

しかし、こんなに一度に混ぜるのは大変ですし、使いたい量よりも多くできあがってしまうかもしれません。

そこで良く言われる比率は『セメント:砂:砂利=1:3:6』となっています。

実はこの比率でも混ぜるのは大変なのです。

砂利が多いほど混ぜにくいので砂利の比率を下げて『セメント:砂:砂利=1:3:3』くらいにすると混ぜやすくなります。

砂利が少ないと強度に心配もでますが、DIYで使うのであればこの比率でも問題はないでしょう。

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コンクリートを作るときのポイント

コンクリートに糖分が混入しないように注意しましょう。

コンクリートに糖分が少しでも混入すると硬化時間が長くなってしまいます。

また、コンクリートの養生には時間をかけましょう。

コンクリートの表面に養生シートなどを掛けて直射日光が当たらないようにし、水分の蒸発を防ぎましょう。

コンクリートは速く乾かすとひび割れや強度低下の原因になってしまいます。

まとめ

セメントは石灰石や粘土などを原材料とした粉末状のもので、コンクリートはセメントを材料に作られた建築資材です。

この二つにはこのような違いがありました。

DIYで手軽に使うこともできますが、固まるとなかなか落とすことができないので排水溝に流したりしないように、使うときには注意事項をよく読んで使用しましょう。

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