興味があるものだけを集めるコレクター、幾つものパーツを合わせて完成させるパズル、これは積み重ならないでほしい累積赤字など、「集・合・累」にはいくつかの数がまとまった意味があります。

「アンケートの結果を只今集計中です」や「お買い上げ金額の合計は」など、普段でも耳にすることはありますよね。

ここでは、集計と合計、累計の違いについてご紹介します。

集計 合計 累計 違い

数のまとまりには違いない

極端な言い方をすれば、集計や合計、くわえて累計も全て足し算の結果である「数のまとまり」です。

共通する意味は同じなのに、ではどうして呼び方が違うのか?ということになります。

これは「数のまとまり」の作り方、つまり合計の方法がそれぞれにおいて違うからです。

ここからは、集計と合計、累計の意味や使い方について見ていきましょう。

集計

「全国に展開している店舗の売り上げを集計する」のように、集計は複数のデーターを寄せ集めて合計する行為または合計した数です。

他の使い方では、「得票を集計する」や「アンケートを回収して集計して」などが挙げられます。

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合計

「今月の売り上げの合計」や「三日間の行程、走行距離の合計は」など二つ以上の数を合わせることまたは合わせた数を合計といいます。

この他にも「合計でいくらですか」や「得点を合計する」などがあります。

ニュースなどで耳にする慣用句として挙げられるのが、15歳から49歳の女性の、年齢別出生率を合計した指標の「合計特殊出生率」です。

また、海上において複数の発生源によっておきる波の高さを表す「合計波高・ごうけいはこう」という言葉もあります。

累計

合計を積みかさねた数字が累計です。

「年間の累計は」のように、1月の合計からスタートし、1月の合計+2月の合計、その合計+3月の合計と積み重ねる行為または積み重なった数字を指します。

他にも「あのコミックの累計発行部数は」や簿記にでてくる「原価滅却累計額」などの使い方があります。

まとめ

ここまで、集計と合計、累計の違いについて紹介してきました。いくつかの数や量をまとめたという共通項はありましたが、各々に違いがありましたね。

それぞれの違いを理解して、使い分けを間違えないように心掛けましょう。

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