「かえりみる」は、どちらも現時点よりも前のことを見つめ直すような意味があります。

しかしながら、両者の使用場面を想定した場合に、明らかな違いがあることに気が付きます。

そこで今回は、これら2つの言葉の特徴について具体例を用いて話していきたいと思います。

同音異義語 かえる

顧みると省みるは、どう違うの?

どちらも同じような意味を持っていて、いざ文章を書く時に困ったという経験はありませんか。

そんな時、両者の違いを知っていたら、読んだり、書いたりするのが楽しくなりますよ。

顧みるが持つ意味は?

過ぎ去った過去を顧みる、仕事ばかりで家庭を顧みないとすれ違いが増えてくる、などの例文を挙げることができます。

「顧みる」を含む熟語を思い浮かべてみると、回顧、顧客などがあります。

これらのことから、「顧みる」には遠い過去を振り返る、大切な人を気にかけるといった2つの意味を持つと言えます。

ですから、20年間を顧みると言った場合は、情緒的な思いよりも時系列的な出来事を並べて思い出すような感じです。

また、これまで家庭を顧みなかったツケが回ってきたという文には、発話者の情緒的な思いが現れています。

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省みるの意味は?

昨日しでかしたことを省みる、自分の行いを省みて行動する、などの具体例を挙げることができます。

「省みる」を含む熟語をいくつか取り上げると、内省、反省、自省などが思い浮かびます。

これらのことから、「省みる」には、自分自身の行いを振り返るという意味があると言えそうです。

では、上の段落と同じ文で、「省みる」を使った場合には、どのような変化が起こるでしょう。

20年間を省みると言った場合は、自分の行ってきたことを振り返って行動を改めるような意味を持ちます。

話す内容が自分のしてきた行いを振り返るような文の中で用いられる表現です。

まとめ

顧みるは、過去に起こった出来事を淡々と思い起こす、他者を気にかけるといった特徴のある表現です。

一方、省みるは、過去に自分が関与した出来事について見つめ直すという特徴が見られます。

これらの違いを踏まえて、使い分けていけば豊かな言語感覚を養うことにつながりますね。

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