和食のつきものともいえるわさびですが、市販のもので「わさび」と「本わさび」と記載されているものがあるのをご存じでしょうか。

どちらも同じわさびですがどのような違いがあるのでしょうか。

2つの違いについて見ていきましょう。

わさび 本わさび

本わさびの表記がないわさびは西洋わさび

特にチューブタイプのものに多いと思いますが「本わさび」と記載がないものは基本的には西洋わさびのみになっています。

本わさび入りという記載は国産の本わさびが50%未満使用されていて、本わさび使用という記載は国産の本わさびの使用が50%以上ということを指しています

では西洋わさびと本わさびはどう違うのでしょうか。

順番に特徴を見ていきましょう。

西洋わさびの特徴

西洋わさびという名前だとイメージしにくいかもしれませんが、西洋わさびはヨーロッパ原産の植物でアブラナ科のホースラディッシュや山わさびという名称で呼ばれています

西洋料理のローストビーフの付け合わせとして使用されていることが多いと言えばイメージしやすいのではないでしょうか。

西洋わさびは普通の畑で栽培されており、強い繁殖力を持ち害虫にも負けないため、肥料や農薬の必要がなく栽培することが可能です。

西洋わさびはすりおろすと大根のように白い色で、大きさも本わさびより大きい物が大半です。

本わさびと比べると香りや辛みがそこまで強くないため、本わさびと混ぜたり粉わさびとしても利用されています。

本わさびの特徴

本わさびは、さらに沢わさびと畑わさびに分類されます

沢わさびは綺麗なわき水や渓流を利用して栽培されたもので、畑わさびは厳しい条件が揃わないと栽培が難しいと言われています。

畑わさびの栽培条件は、冷涼で湿気が多い畑である、水温や水流が1年を通して一定であること、収穫までに2、3年かかることと言われています。

西洋わさびと比べると気候の変化を受けて栽培されるため収穫量がそれほど多くないため、値段も西洋わさびより少し高めの傾向があります。

またわさびの辛さはすりおろし方で変化します。

辛いのが苦手な場合はわさびを素早く

すりおろし少し練った状態で5分ほど置いておくことで柔らかな風味になると言われています。

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まとめ

わさびは西洋わさびのことを指し、本わさびとわさびの違いは原産国の違いということが分かりました。

わさびの辛さはすりおろし方で変化するので、自分好みの辛さを見つけてみるのも良いでしょう。

辛いのが苦手な場合は少し時間を置いたり西洋わさびとブレンドしてみるのもおすすめです。

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