この2つの言葉に関して、一見するとほとんど大差がないように感じてしまいます。

無意識のうちに使い分けているのかもしれませんが、いったいどんな違いがあるというのでしょうか。

具体的な使用場面と元に、意味の特徴を推測していきたいと思います。

応対 対応

「応対」と「対応」の使い分け方

使用場面を思い浮かべてみましたが、ほとんど変わりがないように感じてしまいます。

しかし、もっと具体的に細かく考えて、使用する際の特徴を探っていきたいと思います。

「応対」の使用場面を考えてみよう!

次の2つの例文をもとに考えていきたいと思います。

昨日のことを振り返って、自分の応対の仕方を改めた。

あの店は年配者への応対もしっかりしていると評判だ。

偏差値を10以上アップさせなければならない状況に応対していく。

上の3つの文を読んで、どちらかに違和感を覚えませんでしたか。

どうしても3つ目の文はしっくりきませんが、なぜなのでしょう。

それは、応対という言葉に使用する際の制約があるからです。

もっと分かりやすく言うと、人に応じて対処していくという意味があるからです。

使用する際のポイントは、応対する相手が人であることです。

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「対応」の使用場面は?

まず、下の例文をもとに使い分けを推測していきます。

昨日のことを振り返って、自分の対応の仕方を改めた。

あの店は年配者への対応もしっかりしていると評判だ。

偏差値を10以上アップさせなければならない状況に対応していく。

どの文も不思議に思うことなく、すんなりと読むことができたと思います。

ですから、対応という言葉を用いる際には、次のようなルールが存在すると考えることができます。

その状況に応じて対処する、処置していく、といった見えない制約があります

ある特定の状況ですので、人以外のものに対しても広く使っていくことができます。

まとめ

「応対」が使われるのは、主に人へ向けた何らかの働きかけが行われる場合です。

「対応」は、人だけに限らず漠然とした状況などについても使用されます。

どちらも似ているようで、歴然とした使い分けがあり、とても驚いています。

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