同じような意味なのに漢字が異なるとどっちを使ったらいいのか分からなくなることがありますよね。

速いと早いもそのうちの一つではないでしょうか。

この二つを明確に使い分ける人はなかなか見たことがありません。

ということで、今回は“速い”と“早い”の違いをまとめました。

速い 早い 違い

速いとは?

速いと漢字であらわすものは、主にスピードや速度のことを表しています。

また、迅速に、という言葉があるように、何かをするのに短い時間で行う事も表しています。

英語では“fast”と表記され、ファーストフード(ファストフード)は作るスピードが速いという意味があります。

早いとは?

早いと漢字であらわすものは物事を急いで行う様子や、時間や時期などのことを表しています。

早寝早起きや、仕事を片付けるのが早いなどに使われます。

ちなみにこちらは英語で“early”と表記されます。

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速いと早いの違い

たとえば“早口言葉”はスピード勝負なので“速口言葉”が正しいように思えますが、急いで言う言葉なので『早く言う』で早口言葉という事になります。

また、15:00に待ち合わせをしたとして10分前につくことは“早い”が使われることに対し、遅刻しそうだと連絡をしてギリギリにつくことは準備や向かっている時間が短いという事なので“速かったね”という風に表されます。

では子供の成長は早いと速い、どちらなのでしょうか?

成長スピードは確かに“速い”ですが、それは時間が経ってから初めてわかるものなので“早い”と表されるのです。

さらに新幹線のスピードは速いですよね。

そして朝一番の新幹線は朝早い、です。

このことから、現時点の速度やスピードを表すものは“速い”、過去や未来に対して使うものや決まっているものは“早い”ということになります。

まとめ

今回は“速い”と“早い”の違いについてまとめました。

使い分けが難しく、混乱してしまう事は多いかもしれませんが使っていくうちに必ずパッと頭の中で漢字が思い浮かぶようになります。

速度やスピードは速い、時間や時期を表すのは早い、と最低限そこだけ覚えておくようにしましょう。

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