皆さんは、すでに「ゲストハウス」と「シェアハウス」という言葉を聞いたことがあると思います。
ですが、はっきりとした違いを知っていますか。
「ゲストハウス=ゲスト+ハウス」と「シェアハウス=シェア+ハウス」の違いを調べるにあたり、「ハウス」は同じですから、「ゲスト」と「シェア」の違いを調べれば良いのでは、と思ってしまう私ですが・・・。
どちらも聞き覚えのある言葉ですが、はっきりとした違いを説明できません。
どんな違いがあるのでしょう。
この2つの言葉は、特に若い世代の人達が普通の会話の中で使っているので、よく耳にしますし、テレビでも見聞きします。
ですが、中には「ゲストハウス」と「シェアハウス」の意味を混同した様な捉え方をしていることもある様です。
今日は、「ゲストハウス」と「シェアハウス」の違いについて調べてみたいと思います。
目次
「ゲストハウス」について
・「ゲストハウス」とは、近年、大変増えた、お手軽に泊まれる施設だそうです。
・ゲストハウスの今と昔
昔は、バックパッカーなど、一人旅をする人向けの「安いけれど、やっぱりそれなりの・・・」という施設(宿屋)でした。
ですが、今は、そのイメージを全く変えて、「交流のできる場所」や「その土地の良いところを外に向かって伝える場所」になりました。
施設によって様々な志向を凝らした内部が魅力的なゲストハウスが増えてきて、泊まることを目的とした外国人が増えてきているそうです。
※バックパッカー
リュックサック(=バックパック)1つで、一人で、少ない予算で自由に旅をする人達の総称で、海外では一般的に浸透しているそうです。
・ゲストハウスの魅力
①宿泊費が安い(素泊まりで1泊2,000円~3,500円くらい)
②部屋はみんなで使う(相部屋・共同キッチンなど)
③サービスは必要な分だけ(歯ブラシやひげ剃り、タオルなど貸し出しか有料)
④みんなと仲良くなれる(旅をする者同士の国境を越えた交流)
⑤海外からの旅行者が増えてきた(世界中の旅人が泊まる)
・・・など
・ゲストハウスに向いている人
①予算を少なくしたい(食事よりも観光)
②一人で旅行は時々寂しいと感じる(夜の寂しさはまぎれる)
③計画のない旅が好き(交流から情報を得る)
④外国人と話したい(日本にいながら海外気分)
・・・など
・ゲストハウスにあるもの(メリット)
①ボディソープとシャンプー
各シャワールームにある
②シャワールーム
24時間使える
③台所と調理器具
自炊できるだけの設備が揃っている
④インターネット環境
施設内どこでも接続可能
⑤飲み物おかわり自由
コーヒーと紅茶は自由
⑥二輪車の駐車場
数台のみ可能
⑦消灯時間
おおむね22時くらい(施設により多少の違いがある)
・ゲストハウスにないもの(デメリット)
①風呂
なし
②タオルや髭反りなど
基本的にない(貸し出しか購入)
③ルームサービス
シーツなどは自分で敷く
④門限
おおむね22時に鍵を閉める(出入りは自由)
⑤送迎サービス
基本的にはない
⑥貴重品を入れる金庫
個別ロッカーがあるところや、荷物室のあるところ、フロントに預けるなど、様々
「シェアハウス」について
・「シェアハウス」とは、住人同士が共用の場(台所やトイレなど)を持つ賃貸住宅のことの様です。
・シェアハウスの今と昔
昔は、「共同住宅」といってトイレと台所(風呂はあったりなかったり)は共用、部屋は個別で鍵はかかりますが、狭く汚く、「住宅に困っていそうな人達が住む」イメージが大変強い住宅でした。
ですが、今では、共用部分はそのままで、そのイメージを一新させ、「交流のできる場所」へと生まれ変わりました。
この住宅には、国や人種、性別を問わず、誰でも1か月契約(毎月更新あり)から入居できる様です。
・シェアハウスの魅力
①家賃が安い
②部屋が広い
③1人だけど寂しくない
④人間関係に程良い距離
⑤気の合う仲間が見つかる場合がある
⑥仕事の効率が上がる場合がある
・・・など
・シェアハウスに向いている人
①人間が好き(人嫌いを直したい人)
②共用部分に抵抗のない人
③社交的な人
④外国人との会話を切望する人(異文化交流)
⑤パーティなどがそれなりに好きな人
・・・など
・シェアハウスのメリット
①敷金と礼金がない、あるいは少額
②家財道具(家電や家具など)揃っているところが多い
③公共料金やネット大が共用費に入っているところが多い
④国や人種、性別を問わず、出会いがある
⑤希望に応じた部屋がある(ペットが飼えたり、英会話が学べたりなど)
⑥作りすぎた料理が片づく
⑦なかなか体験できない設備が整っている場合がある(大浴場や防音室など)
⑧運命の人に出会えるかも知れない(出逢い)
・・・など
・シェアハウスのデメリット
①共用部分は、必ずしも清潔とは限らない
②隣室の人の音が良く聞こえる
③人間関係で悩むかも知れない
④物がなくなる危険がある
⑤友達を呼べない住宅がある
⑥突然、○か月後に住宅を閉めることになる場合がある
⑦運命の人だと思ったら違っていた(別れ)
・・・など
まとめ
調べて分かったことは、「ゲストハウス」は、旅行者向けの短期滞在型住宅で、「シェアハウス」は1か月以上、または長期で滞在というよりは、「実際に住む」という印象でした。
「ゲストハウス」は、どちらかというと下宿や合宿の様な雰囲気があり、「シェアハウス」は、個室から相部屋まで種類がある賃貸住宅でした。
例えば、「女性専用」なら「OL」が多いとか、自分の希望に合う部屋が見つかる可能性がある様です。
「ゲストハウス」と「シェアハウス」は、外国人との交流がある部分では同じですが、そのほかは違う様です。
今のあなたにおすすめの記事